タスクマネージャーを開いた際に「COM Surrogate」という項目がCPUを圧迫していて動作が重い…なんて経験した方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、WindowsにおけるCOM Surrogateの役割や危険性。COM SurrogateによってPCが重くなってしまった時の改善策についても解説しています。
結論から先にお伝えすると…
- COM surrogateは主プロセスを代理で実行する役割を持ちます。(dllをはじめexeを実行)
- Windowsに標準で入っているプロセスなのでウィルスではない
- COM SurrogateのCPU使用率が高い場合はタスクマネージャーから終了でOK
こんな感じですね。
COM Surrogateとは何か?【ウィルスではありません】
COM Surrogateとは、Windowsに標準で入っているプロセスでありdllhost.exeを実行した際に現れるようです。
COM SurrogateのCPU使用率が高くなるケースも多いため「ウィルスなのではないか?」と言われる場合もありますが、結論からお伝えするとウィルスではないので安心してください。
では、具体的にCOM Surrogateがどんな仕事をしているか…というと、ぶっちゃけ筆者もよく分かっていなかったので調べてみたところ、主プロセスの代わりにdllやexeを実行してくれる存在らしいです。
COM SurrogateでPCが重い時は「タスクマネージャーから停止」でOK
筆者も先日タスクマネージャーを開いた時にCOM Surrogateの使用率が80%近くまで跳ね上がってしまったのですがCOM Surrogateが重くなる原因として、何らかの理由でCOM Surrogateの処理がそのまま終わらなくなってしまいCPUの使用率が高くなる…とのこと。
そのため、COM Surrogateを強制終了すればCPU使用率を下げることが可能です。
- タスクバー上で右クリックし「タスクマネージャー」をクリック
- タスクマネージャーが開いたら「プロセス」タブに切り替える
- COM Surrogateを選択し「タスクの終了」をクリック
※COM Surrogateの項目が複数ある場合は、全てのタスクを終了する
COM Surrogateのアンインストールは不可
上述の通り、COM SurrogateはWindowsを動かす際に必要なプロセスなので、アンインストールすることは出来ません。
もしもCOM SurrogateによってCPU使用率が高くなってしまった場合は、先ほど記載した手順で停止させましょう。
「COM surrogateは動作を停止しました」の原因と対処法
Windows10では今のところ発生していませんが、サブPCのWindows8.1で「COM surrogateは動作を停止しました」といったポップアップがちょくちょく表示された時期がありました。
エクスプローラーにてファイルを開いた際にエラーが表示されていたので、原因を探ってみると…どうやらサムネイル表示ソフトが干渉してエラーを引き起こしていたようです。
ソフトをアンインストールしたところ、この「COM Surrogateは動作を停止しました」というエラーは解消されました。
- フォント変更ソフト
- エクスプローラーをカスタム可能なソフト
といったソフトやツールが原因でエラーを引き起こす場合もあるようなので、思い当たる方は見直してみて下さい。
つまり、エクスプローラーからファイル表示時にうまく読み込めなかったり、処理しきれない時にエラーが発生する…というわけですね。
COM Surrogateの役割やPCが重い時の対処法まとめ
というわけで、今回はCOM Surrogateがどんな役割を担っているのか、CPU使用率が高くなってしまった時はどうすればよいのか…といった内容でお送りしました。
今までCOM Surrogateについて深く考えた事はありませんでしたが、やけに重くなってしまった時はタスクマネージャーから停止で問題なさそうですね。
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