ソフトバンクでアンドロイド端末を契約し、その際に同封されているSIMカードは別の端末で使えないケースがあります。
ご存じの方も多いと思いますが、いわゆる「IMEI制限」と呼ばれるソフバン独自の仕様で、契約したSIMカードに適したスマホじゃないと正しく通信できないのです。
Androidを契約⇒SIMフリーのiPhoneに入れ替え | 4G/5G通信不可 |
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Androidを契約⇒SIMフリーのAndroidに入れ替え | SIMの種類に適した端末なら4G/5G通信可能 |
iPhoneを契約⇒SIMフリーのAndroid端末に入れ替え | 4G/5G通信不可 |
iPhoneを契約⇒SIMフリーのiPhoneに入れ替え | 4G/5G通信可能 |
※ソフトバンク等から送られてくるSMSのメッセージ受信や通話自体はいずれも可能
ご覧のようにソフバンでで契約したiPhone用SIMカード⇒SIMフリーiPhoneに入れ替え…というパターンなら特に問題なく通信できます。
ただ、Androidに関してはiPhoneとは異なり、契約したSIMカードによっては同じAndroidでも通信できない端末があるので注意が必要です。
そこで、本記事では「ソフトバンクでAndroidを契約したけど、SIMカードを別のAndroidに入れ替えて使いたい」といった方に向けて、各SIMカードごとに適したAndroid端末をまとめていきます。
【IMEI制限】ソフトバンクSIM対応のアンドロイド端末一覧
上述の通り、ソフトバンクの場合は契約したAndroid端末によって渡されるSIMカードの種類が異なります。
- nano USIMカード
- NFC nano USIMカード⇒SIMにNFCの記載アリ
※nano USIMは特に何も書かれていませんが、NFC系のSIMカードには文字通りNFCの記載があります。
大きく分けるとこの2パターンで、各SIMに対応したAndroid端末でなければ通信できない可能性が高いです。
お持ちのSIMカードの種類を調べる⇒そのSIMカードに対応したAndroid端末を購入する…といった流れが安全。
下記では、nano USIMカードとNFC nano USIMカードに分けて対応したAndroid端末をまとめています。
nano USIMカード対応端末
Google Pixel | Pixel 5 Pixel 4a (5G) Pixel 4a Pixel 4 Pixel 4 XL Pixel 3a Pixel 3a XL Pixel 3 Pixel 3 XL |
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HUAWEI | Mate 20 Pro nova lite 2 Mate 10 Pro |
DIGNO | DIGNO J DIGNO G DIGNO F DIGNO U DIGNO BX |
AQUOS | AQUOS sense5G AQUOS zero5G basic AQUOS sense3 basic AQUOS sense basic |
シンプルスマホ | シンプルスマホ5 シンプルスマホ4 シンプルスマホ3 シンプルスマホ2 |
Xiaomi | Redmi Note 9T |
Xperia | Xperia 5 II |
OPPO | Reno3 5G |
ARROWS | ARROWS U |
その他 | ZTE AXON 10 PRO 5G LG K50 キッズフォン2 キッズフォン Android One S5 Android One S3 Nexus 6P SoftBank 503LV |
[open title=’nano USIMカード(C)はこちらをタップ’]
Nexus | Nexus 6P |
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[/open]
[open title=’スマートフォン nano USIMカードはこちらをタップ’]
4Gスマホ | シンプルスマホ2 HUAWEI Mate 10 Pro DIGNO U |
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[/open]
NFC nano USIMカード対応端末
XPERIA | Xperia 5 Xperia 1 Xperia XZ3 Xperia XZ2 Xperia XZ1 Xperia XZs Xperia XZ Xperia X Performance |
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AQUOS | AQUOS R5G AQUOS zero2 AQUOS sense3 plus AQUOS R3 AQUOS R2 compact AQUOS zero AQUOS R2 AQUOS R compact AQUOS ea AQUOS R AQUOS Xx3 mini AQUOS Xx3 |
LG | V60 ThinQ 5G G8X ThinQ |
その他 | HTC U11 STAR WARS mobile |
[open title=’NFC nano USIMカード(2)はこちらをタップ’]
XPERIA | Xperia Z5 Xperia Z4 Xperia Z3 |
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AQUOS | AQUOS Xx2 mini AQUOS CRYSTAL 2 AQUOS Xx2 AQUOS CRYSTAL X AQUOS CRYSTAL AQUOS Xx 304SH AQUOS Xx |
その他 | Galaxy S6 edge |
[/open]
[open title=’スマートフォン NFC nano USIMカードはこちらをタップ’]
AQUOS | AQUOS PHONE Xx mini 303SH AQUOS PHONE Xx 302SH AQUOS PHONE Xx 206SH |
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ARROWS | ARROWS A 301F ARROWS A 202F |
その他 | DIGNO R 202K |
[/open]
※micro USIMカード・USIMカードの対応端末に関しては、ソフトバンク公式サイトの「よくある質問」をご覧ください。
なるべく安く購入できて、実用性が高いアンドロイド端末とは
ソフトバンクで購入した端末をSIMフリー化して家族にプレゼントしたり、誰かに売ったりするケースもあると思います。
筆者も先日ソフバンでPixel4a(5G)を契約してきたのですが、結局自分では使わないのでSIMカード2枚が余りました。当然、手持ちのiPhoneに挿入しても3G表示になってしまい通信できません。
とはいえ、即契約解除するわけにもいかないので、別の安いAndroid端末を購入してSIM2枚を運用することになりました。
でも、どうせなら安くて実用性の高い…なるべくコスパが良さげなAndroidが欲しいと感じ、色々と悩んで実際に購入まで至った痕跡を載せておきます。
※とりあえず通信したいという方は、先ほど記載した ”SIMカードごとに適した端末” を選んでおけば問題ないです。
価格は「2万円以内」かつ「デュアルSIM」が欲しい
ひとまず適当にソフトバンクSIMでネットサーフィンができれば良いかなと思っていたのですが、「2枚あるし…どうせならデュアルSIMがイイじゃん…!」といった安直な考えから ”2万円以内かつデュアルSIM対応のアンドロイド端末” を探すことに。
端末名 | 中古価格相場 (2021年4月時点) |
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Redmi Note 9T | 19k~23k |
AQUOS sense5G | 35k |
HUAWEI Mate 20 Pro | 29k~40k |
HUAWEI Mate 10 Pro | 12k~20k |
価格相場は当時のメルカリやラクマを参考にしているため、現在と差があるかもしれませんが、大体こんな感じでした。
筆者がソフバンで購入した端末はPixel4a 5Gだったので、SIMカードのタイプは「nano USIM」という種類。
nano USIMが対応しており、デュアルSIMのアンドロイド端末は上記の4種類くらい。
結論からお話しすると約1万円でHUAWEI Mate 10 Proの美品を購入しました。
最初は「Redmi Note 9T」が良いかなと思っていたものの、国内版(ソフバン版)はデュアルSIMに対応しておらず、そこそこ安い海外版SIMフリーを探すのが面倒なのでボツ。
「AQUOS sense5G」・「HUAWEI Mate 20 Pro」に関しては、予算オーバーのためボツ。
このような流れで、ちょい型落ちのHUAWEI Mate 10 Proを購入することになりました。
※今回契約した機種がPixel4a 5G…なので、もしかすると、5Gに対応したアンドロイド端末しか通信できない可能性があります。Mate 10 Proで5G SIMが動作しなかったらまたレポします。この際は持ち込み機種変か、Redmi Note 9Tのグローバル版を検討するかもしれません^^;
【IMEI制限】ソフトバンクSIM対応のアンドロイド端末まとめ
というわけで、今回はソフトバンクで契約したSIMカードを別のアンドロイド端末に入れて使いたい…!という方向けの内容でした。
「店舗に使いたい端末を持ち込む⇒SIMカードの種類を変更してもらう」この手順でも解決可能ではありますが、持ち込み機種変更になるので手数料が3,300円もかかるのが現状。
当然ながらユーザーの多くが不満を抱いています。
ただ、2021年2月28日のLINEMOの発表会が行われた際、にソフトバンク常務執行役員である「尾洋幸」氏は…
- LINEMOのSIMカードは種類を統合しiPhone・Android間で利用可能にする
- 現状のソフトバンクのSIMカードも解決する方向で準備を進める
とアナウンスしています。
このIMEI制限に関しては、もうそろそろ改善されるのかもしれません。
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