Twitterを利用するうえで最も多い被害は「乗っ取り」。
自分のアカウントに見ず知らずの他人が入り込み、なりすましなどの悪行を働かれるので、気分が悪いですよね。
1日どこかで必ず「乗っ取られた!」とつぶやくユーザーもいるなかで、乗っ取った側はどのような目的で入り込んでくるのでしょうか。
本記事では「Twitterでの乗っ取り目的と対処法」についてご紹介します。
簡単にできる予防策もまとめているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
Twitter乗っ取りの目的とは?
※こちらでは、他人のアカウントを乗っ取るユーザーのことを「攻撃者」と呼びます。
Twitterで攻撃者が乗っ取る一番の目的として挙げられるのは、「詐欺」や「ウイルスサイトへの勧誘」。
他にも、侵入先のアカウントで誹謗中傷のツイートを投稿し凍結やアカウント停止に持っていくケースや、アカウント情報や登録している個人情報を盗んで悪用したり、別サイトで情報を売るなどの悪質なケースも報告されています。
ツイートやDM(ダイレクトメール)などで違法サイトのURLへのアクセスを促したり、個人情報漏洩につながるウイルスを潜り込ませたりすることが多く、アクセス数を増やすためにも、ある程度広告塔になる芸能人やインフルエンサーが狙われがちです。
また、攻撃者は一度 侵入に成功すると、そのアカウントのフォロワーから さらにそのフォロワーへと対象を移していき、ねずみ講のような形で影響を及ぼします。
勝手によくわからないことをつぶやかれて済んでいる程度ならまだしも、過激な攻撃者が入り込んだ場合は他のユーザーに迷惑がかかったり、凍結やアカウント削除などにもなりかねないので、日頃からの予防と対策が必要です。
Twitterアカウントを乗っ取られたらどうなるのか
Twitterを乗っ取られるとログインできない状態になる
攻撃者は一度アカウントを乗っ取ると、もとの正規ユーザーがログインしてこないようにパスワードを変更する場合があります。
そうすると、あたかも攻撃者が正規ユーザーかのようになりすまし、どんどん情報を抜き取られてしまうことも。
あらかじめパスワードやアカウント情報の変更があった際にメールが届くように設定しておくと、すぐ不正ログインに気付けるので対策を取りやすいですが、数日たってから不正ログインを発見した場合は、ただちにパスワードの変更を行いましょう。
パスワードを変えられて入れなくても、ログイン画面の「パスワードを忘れた場合はこちら」から再設定ができるので試してみてください。
変更後ログインが無事に成功したら、これ以上の被害を出さないためにも、すぐにアカウントを「非公開」設定にしておきましょう。
乗っ取られたTwitterアカウントのDMを見られる可能性も
乗っ取っられた場合、ユーザー同士が個人でやり取りをするDM(ダイレクトメール)の情報も丸見えになります。
そのため、のぞかれる内容によっては自分や他のユーザーの身バレ・住所の特定もされかねません。
また、DMを使って違法サイトへのアクセスや不適切な内容を送信される場合もあります。
もし見覚えのないDMが送信されていたら、すみやかにDMの送り先に対して「乗っ取られている」と注意喚起の文章を送りましょう。
乗っ取られた後にアカウントを削除された例も
乗っ取り後、正規ユーザーにログインされないようパスワードを変更し、最悪の場合はアカウントを削除する可能性もあります。
攻撃者の痕跡を残さないように削除するケースもありますが、大体は違法アカウントとして豹変してしまうため、Twitterの運営側がルールに違反したとみなして削除や凍結を促してくることがほとんどです。
もちろん、そんなことをされても攻撃者は次の対象となる別アカウントを見つけているので、痛くもかゆくもないわけですね。
また、これらはすぐに気付けば対処・対策が可能なので、不正時にログイン通知が来るようにメール設定しておくなどの早期発見が重要となってくるでしょう。
Twitterを乗っ取られた場合の対処法など
もし乗っ取りに気づいたとき、場合によっては対処できるケースもあるのでチェックしててください。
Twitterを乗っ取られた事情を警察には相談できる?
警察への相談は可能ですが、相手にしてくれるかどうかはケースバイケース。
事件性が低いと判断されてしまえば、民間人のあいだに起きたトラブルとして結論付けられて終わります。
特に、乗っ取られたアカウントが本名ではなく匿名で利用していたものであれば、被害者とそのアカウントを結びつけるものが公的にないので、事件として取り扱ってくれることはほとんどないでしょう。
ただし、金銭的な被害や社会的実害が出いてる場合などは、「名誉棄損罪」「侮辱罪」「信用毀損罪」「営業妨害罪」として警察が動いてくれることもあります。
乗っ取られたTwitterアカウントは放置すべき?
乗っ取りが判明した場合、「なんだかよくわからないから」や「怖いから触りたくないから」と放置しないでください。
時間がたてば経つほど、攻撃者はそのアカウントに関する情報(フォロワーの情報も含む)を根こそぎ抜き取ろうとします。
フォロワーのいない見る専門のアカウントだったとしても、自身の個人情報漏洩を防ぐために早急に対処する必要があります。
また、目に見えた実害がなくても、気付いた時点でアカウントを非公開にし、タイムラインやプロフィールなどで「乗っ取られているから注意してほしい」と公言しておくのがおすすめです。
Twitterアカウント乗っ取りの犯人は特定可能?
結論からお伝えすると、犯人(攻撃者)の身元特定は可能です。
ただし自分一人で動く場合、不可能ではありませんがほぼ無理だと判断してもよいでしょう。
警察に任せられるのであれば得策ですが、SNSだと公的な実害を証明できるものが少ないため、取り扱ってくれないことがほとんど。
そこで、もし乗っ取り被害にあった場合はSNS被害に強い弁護士を見つけて、お願いするのをおすすめします。
最近だと無料相談ができる事務所も増えてきたので、ぜひリサーチしてみてくださいね。
【関連】⇒Twitterで相手のアカウントの身元を特定する方法はある?
Twitterを乗っ取られないための対策・予防法
日頃からできる対策法と予防法についてご紹介します。
怪しいアプリ・ツールとTwitterアカウントとの連携を極力避ける
少しでも怪しいと感じるアプリやツールとの連携を避けるのはもちろんですが、Twitter上でこまめに不正連携がないかチェックしておくのがおすすめです。
まずはTwitterのホームより「設定とプライバシー」を開き、「セキュリティとアカウントアクセス」を選択。
そこからさらに「アプリとセッション」をタップして、連携しているアプリやツールをチェックしましょう。
身に覚えのないものがあれば、すぐに該当する連携ツールを選び「アプリの許可を取り消す」をタップしてください。
二段階認証を有効にする
こちらも上記と同じく、「設定とプライバシー」より「セキュリティとアカウントアクセス」を開きます。
そして「セキュリティ」のほうをタップしてください。
そうすると、今後ログイン時に行う二段階認証の入力パターンが「ショートメール」「認証アプリ」「セキュリティキー」のなかから選べるので、自分がログインしやすいと思うものを選択しましょう。
あとはそれぞれ手順に従って登録をすれば、不正ログインを防ぐ対策は完了します。
Twitter垢を乗っ取られた時の対処法・乗っ取られないための対策まとめ
今回は「Twitterでの乗っ取り目的と対処法」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
乗っ取りは上記の方法でポイントを押さえて対策をしておけば、未然に防げる可能性も十分にあります。
快適にTwitterを利用するためにも、ぜひ役立ててみてくださいね。
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