YouTubeでライブ配信を行う際にアンチコメントが付くケースは珍しくありませんが「悪質なコメント」や「嫌がらせ行為」は出来るだけ避けたいと感じるYouTuberがほとんどでしょう。
そんな快適な環境づくりを手伝ってくれるのが今回のテーマである「モデレーター」と呼ばれる存在です。
本記事では、「YouTubeのモデレーターの役割や出来ること」。さらには「誰がモデレーターなのかを確認する方法」なども解説しています。
YouTubeのモデレーターとは?出来ることや役割など
冒頭でもお伝えしたように、YouTubeにおける「モデレーター」とは、主にYouTubeライブ(配信)時に視聴者から投稿されるコメントを管理する存在です。
コメントの管理の他に、LIVE配信をユーザーにお知らせしたりと配信者のサポートを行っています。
LIVE配信時に視聴者から投稿されるコメントの管理
LIVE配信のジャンルにもよりますが、視聴者から送られてくるコメントは配信者本人が管理するのが基本。
しかし、チャンネルが大きくなり視聴者が多くなってくると、それだけコメント数も増えるため、自分一人で「視聴者が不快になるようなアンチコメント」や「荒らし行為」をするユーザーをブロックするのは困難になります。
もちろん、コメントの内容を気にせず流しっぱなしにしても人気のチャンネルはありますが、配信者側も視聴者もなるべくなら快適な環境で楽しみたい…と感じるはず。
そんな時に、モデレーターがコメントを選別してくれれば、配信者はLIVEに集中できますし、視聴者も嫌な気持ちにならずに配信を楽しめますよね。
コメントの削除 | 指定したコメントは投稿されずに保留状態に |
---|---|
特定ユーザー非表示 | 指定したユーザーがチャットに表示されなくなる |
タイムアウト | 5分間コメントが投稿不可に |
ユーザーの報告 | 嫌がらせ行為をしているユーザーを配信者に報告 |
ただし、特定のアカウントをブロックしたりコメント削除の最終的な決定権は配信者本人にあります。
【関連】⇒YouTube Liveのチャットリプレイ・コメントが勝手に止まる時の対処法
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LIVE配信のお知らせ
それこそ視聴者数が多くなってきた段階で活用するのがベターですが、モデレーターにLIVE配信の内容をお知らせする仕事を任せている配信者も存在します。
LIVE配信中に、現在の配信内容などをモデレーターに任せる⇒自分は配信に集中した状態でユーザーにお知らせできる…といった感じですね。
YouTubeのモデレーターの設定・指名方法
次は、どうすればモデレーターを設定できるのか、モデレーターをやれるのか…といった部分について解説します。
LIVEチャットからモデレーターを追加する
[box class=”box1″]
- チャット欄に移動
- ユーザー名の横のメニューアイコンをクリック
- モデレーター追加をクリック
[/box]
YouTube Studioからモデレーターを指名する
[box class=”box1″]
- YouTube Studio(旧クリエイターツール)を開く
- 左側のメニューから「設定」をクリック
- コミュニティをクリック
- モデレーターを追加
[/box]
コミュティ内の「モデレーター」と記載された項目が表示されたら、記入欄にモデレーターに指名するユーザーのチャンネルURLをコピペしてください。
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【関連】⇒YouTubeで特定のコメントを非表示にする手順まとめ
YouTubeのモデレーターが誰なのかを確認する方法
続いては、YouTubeライブ中に「誰がモデレーターなのかを確認する方法」について。
答えから先にお話しすると、チャット内のアカウント名の色とアイコンが特殊なので、見れば一発で分かります。
アカウント名は加工で隠してありますが、アカウント名横にスパナのようなアイコンが表示されていますね。
こちらがモデレーターにのみ表示される専用アイコン。
なお、モデレーターが荒らし行為を行ったユーザーや不適切なコメントを連投したユーザーを非表示にしても基本的に通知は届かないので相手にはバレません。(相手は通常通りコメント可能ですが、その他視聴者からは見えていない状態)
ライブ配信プラットフォーム「ミラティブ」などでは、「モデレーターの〇〇さんが△△さんをキックしました」このようなメッセージがチャット内に現れますが、YouTubeでは基本的にこういった通知は行われません。
YouTubeのモデレーターの報酬・給料など
配信者のサポートをする重要な役目を果たすモデレーター。割と大変なお仕事内容ですが、気になる報酬・給料は0円が基本です。
大半の方がボランティアでモデレーターを行っています。
TwitterをはじめとしたSNSで「モデレーターを募集しています」といった告知があり、応募した方と打ち合わせを行いながら実際にモデレーターを決めていく形ですね。
ただし、毎回まとまった収益が見込めるチャンネルであれば、きっちりと報酬を支払うケースも。
後述しますが、モデレーターはコメントや告知等の管理を行う”お手伝いさん”的なイメージを持つ方も多いですが、その方の手腕によってユーザーが快適に配信を楽しめる環境にもなれば、居心地が最悪になってしまう場合もあります。
ですので、特に大きなチャンネルだと事前に「どういったユーザーをキックすべきなのか」・「どんなコメントが許容範囲なのか」・「どんなニュアンスでお知らせを行うのか」…といった打ち合わせも重要になります。
もちろん、最終的にはモデレーター自身の問題になりますが「ここまでやってボランティアはちょっと…」と感じた場合は、無理にモデレーターをやる必要は無いかなと。
モデレーターを「うざい」と感じるユーザーも
ここまでYouTubeにおけるモデレーターの役割や出来る事をお伝えしましたが、ユーザー・視聴者の中にはモデレーターを「うざい」と感じる方が居るのも事実。
くそゴミニート無能モデレーターうざい
また2時間コメント禁止くらったお前のせいで
まともなこめんとにけちつけて楽しいんか
— (サブ) (@sisiza_) September 13, 2019
モデレーターを依頼する上でいくつか注意すべきこともあります。
モデレーターが良識ある人なのか、毎回LIVE配信に来てくれるか、モデレーターをうざいと感じる人もいるということなどです。
— りょうちゃん🍒🍨🍋🍄🐏(ダイエット資格言語) (@ryouhei774) December 8, 2019
モデレーターがうざい配信ってちょっと見る気なくなってくるよな コメ消せばいい話ではあるけど
— 黒眼鏡 (@__GB_JP__) July 21, 2019
配信者側の意向…というよりも、モデレーター自身の癖が強めにでてしまったり、チャット欄でモデレーターの行動が目立ってしまうと「うざい」と思われるケースが多い印象です。
YouTubeのモデレーターの意味や役割まとめ
というわけで、今回はYouTubeにおけるモデレーターの役割や設定方法について解説しました。
配信者側は簡単にモデレーターを追加・指名することが出来ますが、人選をしっかり行わないと視聴者が不快に感じる環境になる可能性もあるので注意しましょう。
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